コーヒー一杯ぶんの、大阪ばなし~くらわんか~

LiLo Coffee Roasters

珈琲一杯ぶんの、
大阪ばなし

歌川広重『京都名所之内 淀川』(部分)。三十石船に近づくくらわんか舟

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大阪をもっと味わいたい!

こんにちは、LiLo Coffee Roastersのルダイです。

知っているつもりの大阪にも、まだ味わっていない面白さがある。そんな大阪を、コーヒー片手に探しにいきませんか?

THISISOSAKAは、大阪各地を訪ね、土地の文化や魅力をコーヒーで表現した、リロコーヒーが作る「大阪カルチャーブレンド」。

THISISOSAKAのドリップバッグと冊子
今日は、どの大阪から飲もう?

THISISOSAKAができるまで

大阪を歩いて取材するルダイ見つけて、聞いて。
味を組み立てるケイタさん味にしてみる。
  1. 01大阪を歩きまわる。
  2. 02面白いものを発見!テーマに設定する。
  3. 03その土地の大阪人に話を聞く。
  4. 04取材したことや気づきを、レポートにまとめる。
  5. 05レポートをもとに、ブレンダーが味を組み立てる。
  6. 06土地の魅力を閉じ込めた、ブレンドが完成!

出会いを、一杯に

そんな大阪歩きの途中、酒屋さんで店主のおっちゃんに「くらわんか」という名前の日本酒を勧められました。どんな意味だろう、方言?

「兄ちゃんしらんの?大阪いうたら、くらわんかは知っとかな!これメロンみたいな味でおいしいで、飲んだことないなら一回は飲んでほしいわ〜」

ほんとかなとちょっと疑いながらも、おっちゃんの調子のいいトークと押しに負けて、つい買ってしまいました。

くらわんかの日本酒
濁っていて、甘酸っぱくてフルーティ。ほんとに美味しい!おっちゃん嘘ついてなかった。

前のめりな大阪

大阪って、商売の街というか…接客でもなんでも前のめりなイメージがありませんか?

例えばLiLo Coffee Roastersの近くにある、道頓堀を思い浮かべてみてください。でっかいカニに、建物から飛び出す龍。どのお店も「うち、ここやで!」とアピール合戦。

道頓堀の大きなカニの看板
「うち、ここやで!」と主張する、道頓堀の看板たち。

観光地だけではありません。地域の商店街では、八百屋のおばちゃんが「今日はこの野菜が最高!買わんと損やで〜!焼いてあれしたら美味しいから。絶対こうやって食べてな!」。まだ買うとも言っていないのにもう調理法の話になっていて、初対面なのにびっくりするくらい距離が近いんです。でも嫌というより、その喋り上手な様子になんだか笑えてきます。

みなさんにも、大阪でそんな思い出ありませんか?

自分たちの商品を本気で良いと思っているからこそ、遠慮なくグイグイッとおすすめしてきます。

…この前のめりな接客、実は何百年も前の江戸時代からあったんです。その手がかりが、お酒の名前にもなっていた「くらわんか」でした。

かつての宿場町に残る、「くらわんか」の跡

訪ねたのは、枚方宿鍵屋資料館。かつて、淀川を行き来する三十石船のお客さんを迎えた、船待ちの宿だった場所です。そう、昔は船が京都から大阪に行くときの重要な交通手段だったんですね。

市立枚方宿鍵屋資料館
旅人を迎えてきた建物が、そのまま資料館になっています。

売る気合いがすごい

資料館の中には、当時の書物をもとに船での会話を再現した、模型と音声の舞台装置がありました。

淀川を下る三十石船に、小さな舟が近づいてきます。乗っている人たちは、地域の農民たち。自分たちでこしらえた餅やお酒などを売りに、船の上まで来たんです。

「餅くらわんか〜! 酒くらわんか〜!」(今で言う、「餅食え〜!酒飲め〜!」という、ちょっと乱暴な言葉遣いです。)

こっちが店に入ったわけでもないのに、向こうから来るんです。しかも、小舟には煮炊きができる設備まであったそうです。

押し売りにもほどがありますよね…!

くらわんか舟の再現展示
舟の上には、煮炊きができる設備も。
歌川広重『京都名所之内 淀川』
手前の小舟がくらわんか舟、奥の大きな舟が三十石船。
歌川広重『京都名所之内 淀川』

いつの時代も変わらない、大阪人の機転と商売魂

でも、そのやりとりを聞いていると、押しの強さも含めて、この船旅の楽しみだったのかもしれないと思えてきました。相手がお侍さんでもお構いなし。威勢のいい呼びかけが面白がられて、枚方の名物になっていたそうです。

江戸時代から、めっちゃ大阪人やなあ。今の商店街でもこんなやりとり、ありそうです。

茶碗については、食べた数で勘定するので、代金をごまかそうと川に捨てたお客さんもいた、という話が伝わっています。売るほうも勢いがあるけれど、お客さんもなかなかです。

…そういえば、酒屋のおっちゃんにすすめられた僕も、しっかりその勢いに乗せられていました。

鍵屋資料館に展示されているくらわんか茶碗
鍵屋資料館に展示されているくらわんか茶碗

大阪は、現代も宿場町

旅人を迎える人たちの「せっかく来たんやから、うちのええもんも楽しんでいって」という気持ち。それは、今の大阪にもつながっている気がします。

いろんなところから人が来て、食べて、飲んで、また出発していく。関西国際空港やミナミの繁華街も、現代の宿場町みたいです。そして、LiLo Coffee Roastersにも世界中からコーヒーを飲みに来てくれる。その人たちに、僕たちも「これ、美味しいですよ!」「あなたへのおすすめはこれです!」と全力でおもてなししている。

昔の大阪人を面白がっていたけれど、自分たちも、その続きのようなことをしているのかもしれません。

道頓堀を行き交う人々
人々が集まるLiLo Coffee Roastersの店先
LiLo Coffee Roastersでお客様と話すスタッフ

このスピリットをコーヒーにしたら?

この「くらわんか」の勢いを、一杯のコーヒーにして伝えたい!目指したのは、ぐっとこちらに迫ってくるような力強さでした。

ブレンダーのケイタさんが使ったのは、まったく異なる焙煎度に焼いた三種類の豆です。それぞれの個性をいかしながら、一杯として美味しくなるバランスを探りました。

ただ強ければいいわけではありません。飲んで美味しいことが、僕たちにとっては大前提です。

そうして検証を重ね、一口目がガツンと力強い中深煎りのくらわんかブレンドが完成しました。

カップの中から「コーヒーくらわんか〜!」と声をかけられているような一杯になりました!

くらわんかブレンドとコーヒー
くらわんかブレンドとコーヒー

味だけじゃない、味わい方を

くらわんかの話を知ってから飲むと、その力強い味も、ちょっと違って感じられませんか?

美味しいコーヒーを飲みながら、その味を作るきっかけになった人や、昔の暮らしにまで想像が広がっていく。THISISOSAKAで、みなさんにもそんな楽しみ方をしてもらえたら嬉しいです!

年末年始、みんなで集まったら、こんな大阪の話をしながら「コーヒーくらわんか〜」と一緒に飲んでみてください!

OSAKA FIELD NOTES

くらわんかをもっと感じたいなら

今だけ、淀川のクルーズがあるらしい

今も、八軒家浜から枚方まで、語り部さんの話を聞きながら淀川をたどるクルーズがあるそうです。くらわんか酒の販売もあって、鍵屋資料館の入館券付き。昔の船旅を想像しながら、今の大阪を川から眺めるのも面白そうですね!

「淀川浪漫紀行」の内容・運航日を見る

※リンク先は2026年秋の企画です。運航日・提供内容は主催者の案内をご確認ください。

山野酒造
山野酒造

山野酒造

大阪府交野市私部7-11-2

江戸時代末期から続く、交野の酒蔵。「くらわんか」のお酒を造っている場所です。蔵開きなどの催しは、公式サイトで最新の案内を確認できます。

公式サイト

ルダイの山野酒造取材レポート

割烹 藤
割烹 藤

割烹 藤

大阪府枚方市伊加賀東町5-33

枚方の味を楽しめる割烹。鰻蒲焼き・胡瓜塩漬け・小鯛笹漬けを使った「くらわんか鮨」や、おからを使ったお出汁が特徴の「ごんぼ汁」で、食からも船旅の歴史に触れられます。

公式サイト
市立枚方宿鍵屋資料館
市立枚方宿鍵屋資料館

市立枚方宿鍵屋資料館

大阪府枚方市堤町10-27

宿や料亭として旅人を迎えてきた鍵屋の建物を使った資料館。くらわんか茶碗や舟の模型、売り子とお客さんのやりとりを再現した映像などから、当時のにぎわいを感じられます。

公式サイト
THISISOSAKAのドリップバッグを1個から

まずは、気になる一杯から

1個から、
大阪を味わう

THISISOSAKAのドリップバッグは、1個から買えます。まずは、くらわんかの力強い味を、ご自宅で気軽に試してみませんか?

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一杯ごとに、違う大阪

「くらわんか」のほかにも、THISISOSAKAには、大阪で出会った文化や人のエピソードをもとにしたブレンドの数々があります。

それぞれのブレンドを飲んでみると、同じ大阪でも、また違う顔が見えてくるはず。

THISISOSAKA 8種類のドリップバッグと冊子のBOX

いろんな大阪を、ひと箱に

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8種類のドリップバッグを各1個、冊子と一緒に詰め合わせました。自分で少しずつ楽しむのも、コーヒー好きな人への大阪のお土産にも。

8種入りBOXを見る

最後まで読んでくれて、
ありがとうございます。

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